毎年11月の第2日曜に「昇天者記念礼拝」が、安藤忠雄設計の「光の教会」で行われます。うちは両親も祖母もこの教会に眠っていて、毎年参加しています。今日はとても暖かくていい礼拝ができました。この教会は前任の軽込牧師先生の熱意に動かされた安藤さんの破格の対応で完成した教会で、開堂式に来られた安藤さんが笑いながら「ほんまに軽込さんにはかないまへんのや」とおっしゃってたのをよく覚えています。価格もそうなら、作りも、軽込先生の意向が反映され、例えば安藤さんは当初十字架の部分はガラスを入れない設計をしていました。その方が光が遮られずに入るからです。しかし軽込先生は「それでは風の強い時や寒い時に信者さんが困ります」と、設計は変えないと渋る安藤さんを説得してガラスを嵌めさせてしまったんです。「これは信者さんのための教会ですから」と。また、普通、教会は説教壇が高くなっているのですが、ご覧になって分かるようにこの教会は前に行くほど低くなっていき、説教壇のところが一番低いのです。軽込先生が、「私は信者の皆さんに神の言葉を伝えるが、牧師の私が偉いのではないということにいつも気がつけるように、私の位置を一番低くして下さい」と伝え、結果そうなりました。この教会は外見もとても素敵です。皆さんも機会があれば一度おいで下さい。外景はいつでも見られますから。最後に昇天者の皆さんに幸せが届きますようにm(_ _)m
オマケ😅ボクのアトリエも教会に憧れて同じコンセプトで作ってもらいました