第二回個展出品作品解説

2025年10月1日(水)〜5日(土)高槻市Gallery Rにて開催

 1.「夢のかけら」F20 額装 アクリル.          アクリルガッシュなど ¥120,000.-

DMに使った作品、可愛いお人形と、それに惹かれてやって来た妖精、最初に背景をグリザイユで厚みを出してからシルバー中心に色をかけ、Changing Colorsをぼかしブラシで散らして一度フィキサチーフ。それから「赤いともだち」を描き始めました。最後に、誰でも幼いときに夢みた不思議な「かけら」を散らします。個展においでになった男性がずいぶん長い間購入を迷ってられましたが、大きさがネックになり、残りました。でもこの絵は20号くらいないと鑑賞者の中でのイメージの広がりがないかな・・と・・ 画法的には、背景の複雑な色合いはShuttle ArtのChanging Colorsを駆使しました。また赤いともだちのお洋服の濃淡にはソフトパステルも使っています。

2.

「不安の少女のハロウィン」 F30 パネル。アクリル、アクリルガッシュ ¥150,000.-                              第64回高槻市美術展商工会議所賞受賞作品                                             前回出品の「不安の少女のクリスマス」のハロウィン版ともいうべき作品。鑑賞者の心にザワザワ感を引き起こすように描いています。ポイントはいくつかありますが、絵を描く人の参考に思いつくままに書くと、全体は歪んでいるがバランスを考えて歪めている。本来影があるはずのところになかったりする。少女のわずかな傾きが不安感を出している。直線をはっきり出すところと、歪み感(石畳とか)を出すところを混ぜている。最後に何か物足りなく、それが何かわからなかったのでしばらく置いてました。ある時自分の左手のティファニーブルーのマニキュアが目に入り、絵は完成しました。その手は見に来ていただいた近藤先生にも褒められました。絵からちょっとキリコを思い浮かべる人もいるかと思いますがそれは彼がたまたま先に生まれていたから。彼にはもう描けないので(笑)

3.

YOUNG MARY POPPINS( ヤング メリー・ポピンズ)         F6 額装 SOLD OUT      アクリル絵の具、アクリルガッシュ、モデリングペースト 第30回アートムーブコンクール入選作  皆さんメリーポピンズの名前はご存知でしょう?ジュリー・アンドリュースのミュージカルでご存知の方も多いでしょうね。原作は1919年、イギリスの児童文学作家P.L.トラバースの著した名作で、僕の最も好きな本のひとつです。絵を始めて、いつか彼女を描いてやろうと思ってましたが、インスピレーションが湧きませんでした。個展用の作品を考えていた時、ふと「メアリの若い時ってどんな感じだったんだろう・・・」という思いがやって来て、「そうだ、きっと星降る夜に誰もいない街で、ジョンとマイケルのような面白い兄妹を探してたんだ」と想像がはばたき、すぐにイメージができました。時間がかかったのは20世紀初頭のイギリスの雰囲気を出せるかどうかというところ、「下手に画像などを見るより自分の心にあるものを」、と、描き始めたのはいいのですが、テクニック的にちょっと手こずりました。油彩的なタッチを出すのにモデリングペーストを多用していい感じになりました。初日にご夫婦で来られた女性がすぐに気に入って買っていただきました。彼女にはお礼に今小さな作品のプレゼントを準備中♡テーマはヒ・ミ・ツ🤭

4. 夢を拾い集めるネズミ S10 額装 SOLD OUT             アクリル絵の具、アクリルガッシュ、ソフトパステル。ミロ的なイメージで描きましたが、「彼はたまたまボクより先に生まれてただけ。彼に時計はかけないでしょ?」みたいな意味不明なライバル意識を持つのがボクなのでご理解くださいね(笑)Losing isn’t an option!  でもこれはなかなかにいい作品と思いますよ。画法的にはまずはバランス、わずかに下のブルーグリーンの背景を多くし、カラーバランスも相当考えました。また背景を一時は完全なモノトーンにしようかと思いましたが、最終的には、オブジェがモノトーンなので、背景はわずかにマチエール(質感)を出しています。ネズミは毎夜、人々が落としていく夢のかけらを集め続けているのです・・・

5.バレンタインの日にクリムトと共に物語が立ちのぼりますように」 F4 額装 SOLD OUT   アクリル絵の具、アクリルガッシュ、金彩。  この絵はクリムトの背景にバレンタインのバラを瑞々しく描くことに集中しました。画像ではわかりにくいと思いますが、水滴や不思議な白色など、薔薇にはこだわりました。彩美堂の額装協力も得て、とても雰囲気のある1枚に仕上がりました。個展前からフライング購入予約が入っていた作品です😅

6.「夕暮れの訪問者」 額装20cm×20cm             ¥20,000.- アクリル絵の具

これは彩美堂に素敵な額を売っていたので、2つセットで買い、その6.5cmしかない絵のスペースに綺麗な絵を描いてみようと思って描いた絵の1枚。夕暮れの美しい風景に惹かれてニンフがフワッとやって来たところです。とてもチャーミングな絵に仕上がりました。

7.「現(うつつ)と夢のはざま」額装20cm×20cm       SOLD OUT    アクリル絵の具 作品6と同じく彩美堂で買った額に合うように面相筆や愛用のキャムロンプロを5、6本使って繊細な中にも油彩的な質感を出して描きました。個人的な好みといえばそれまでですが、この額はとても素敵だと思います。それにぴったりの絵を描くボクも・・・ね(笑)

8.「静寂の盤上都市」S10  額装 ¥60,000.-パネルにアクリル絵の具、アクリルガッシュ。額装した写真が見当たらず、これは彩美堂さんで額装をお願いして製作していただくために持っていった時の写真です。この絵はボクの目指すネオ・シュールレアリスムの一端を感じ取っていただける作品だと思います。彩美堂の奥山さんに制作いただいた額装がいいのですが、また写真探しときますm(_ _)m 

9. 「世界という名の扉」 S10 額装 非売品 パネルにアクリル絵の具、アクリルガッシュ、ソフトパステル、パンパステル、オイルパステル、ウインザーニュートンインク他 一応個展に出そうと思っていたので、出しましたが、未完成です。ご覧になって気がつく方もあると思いますが、周りが余っているのです。実は最初の構想では周りにある仕掛けをするつもりだったのですが、それをやってしまうとせっかくの、未知の世界に向かって颯爽と進んでいく主人公の少女が少し目立たなくなると思ったんですよね。それで蔦でごまかしてるんです。ただ右上の時計は面白いでしょ?というわけで、この絵はどういうふうに進化するのでしょうか?今はボクにもわかりません。そのうち何かがやってくるんですけどね。まあお楽しみです。

 

10. 永遠のワルツ」F30  非売品 キャンバスにアクリル絵の具、アクリルガッシュ。

ロマンティックな絵を描こうと思い、特に主人公の女性を魅力的に、あとは印象派的に、人も含めて背景のように描きました。以前からお伝えしているようにブルー系にはこだわりがあるので、納得のいくブルーを出すまで、プルシャンブルーヒューを中心に数色を混色、特に和系の紺色など最近は手に入るものは全て手に入れて「西田ブルー」を追っています。問題の一つは乾燥が速いので、時間をおいて同じ色を作るのが難しいことです。さて、この絵を見ていただいている皆さん、この絵からどんな音が聞こえるでしょうか?

11. 「夢のページをめくるとき」F2 水彩紙 ペン、アクリル絵の具、ソフトパステル SOLD OUT

この絵は、ロマンティックナイトNO.2が油彩的な絵になったので、ちょっと水彩的な線を入れた画風にしようと思って描いてみました。25年の作品のところで載せているように、「ルビー」という名を付けて、耳にルビーのイアリングをつけてみたんですが、すぐに売れて、その後も、こういった感じで飼っている猫ちゃんの絵を描いて欲しいとお二人から依頼があり、そのお一人のペットの猫ちゃんの名前が同じルビーと聞いてびっくりしました!

12.ブルー・ローズに恋して」 SM 水彩紙、 ¥24,000.-   アクリル絵の具、アクリルガッシュ。この絵はふとスーパーナチュラルな感覚が襲ってきた時、私が作った物語からイメージがでたもので、通常とは逆でした。

物語は・・・

世界が一日の鼓動を終えようとしている、
そんな夕暮れの時

花瓶の青い薔薇が、
光を帯びて、香りを放ち始める

空気がほんの少し震える
かすかな羽音とともに、どこからともなく
小さな妖精が現れる

彼女は薔薇の美しさと香りを確かめにくる

誰にも知られずに、そっと
彼女が現れるのは、ほんの一瞬
心が澄んだときにだけ、あなたにもふと見えるかもしれない

もしこの花に、あなたが、揺れる光の粒を見つけたら、
それは妖精が、あなたのそばにも舞い降りた証なのかもしれない・・・

13.「ひとしずくの光」 S4 額装 SOLD OUT   アクリル絵の具。

いい画像がないので残念です。モノトーンで統一した画面に、ひとしずくの光のように妖精が描かれています。そこから生まれるイメージの世界が、あなたの世界、目を閉じてもう一度この絵を瞼の裏に描いてみてください。

14.「月のかけらを抱いて」 SM 非売品 水彩紙、アクリル絵の具、ソフトパステル、パフパステル

夜空に浮かぶ月が、ある夜そっと砕けて星のように散り落ちました。
そのかけらを拾い集めるのは、月の妖精。彼女は、砕けた月の中にまだ輝きを宿す欠片を見つけ、両手に抱えました。
その小さな光は、赤い果実のように甘い夢を育て、人々の眠りの中へと運ばれていきます。翌朝、子どもたちは見たことのない優しい夢を覚えているのでした・・・手の中に赤い果実を描くかどうかを最後まで迷い、個展には赤い実を描いた2枚目を出しましたが、名刺に使った1枚目の方が良かったかなあと今はちょっと思ったりします。

15〜17  ロマンティックナイト3部作 

15.ロマンティックナイトOpus1 F1  額装「妖精と桜の祈り」  SOLD OUT

16.ロマンティックナイトOpus2 SM 額装 「星をつかむ猫」SOLD OUT

17.ロマンティックナイトOpus3  F2 額装「親子ウサギのお月見」 ¥26,000.-

画像は2025年の作品に掲載。

18.薔薇と指輪の約束」 SM 水彩紙 ¥24,000.-     アクリル絵の具、モデリングペースト、ジェルメディウム、マットメディウムなど.画像が悪くて残念なのですが、実物ではわかるのですが、この絵は油彩のタッチを出すためにメディウムを多用しています。力強い質感と完全に写実ではない空気感、しかし指輪だけはリアリティを語る。そんな風に描きました。実物をご覧になりたければ遠慮なくアトリエにおいでくださいm(_ _)m

ここまでご覧いただいた皆様、ありがとうございました。また時期が来ましたら、来年予定の第三回個展、その他の展覧会の案内をさせていただきます。実物を見たい、絵が欲しい、制作を頼みたいなど、絵に関するご質問などありましたら、遠慮なく気楽にご連絡ください。アトリエも開放しています。では皆様とお話しできる日を楽しみにしています。

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